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永田町ファイル

自民党・二階俊博幹事長の記者会見 2・28/3・8

党員数増加 2・28

【幹事長】本日の役員連絡会ですが、高村副総裁からのご挨拶で、予算案が衆議院を通過した。よいこと悪いことあるが、悪いことは反面教師として、参議院でも審議をお願いしたいということでした。

 私からは、昨日、衆院本会議において平成29年度予算案が通過した。国対委員長はじめ、現場の先生方のご努力に感謝申し上げる。引き続き参議院においても、経済最優先で丁寧な審議を行い、一日も早い成立に向けご努力願いたいということを申しました。

 竹下国対委員長からは、今後、日切れ法案の処理に全力を挙げていくということでした。松山参議院国対委員長からは、本日は予算委員会の審議が4時間、明日は7時間、明後日は3時間と決まっている。しっかり年度内に成立させるよう努力したいというご報告がありました。茂木政務調査会長からは、閣法26件、条約11件の審査が残っている。随時これを進めたいということでした。

 山口組織運動本部長からは、平成28年党員数は104万3790名で、対前年比5・7%、約5万7000名の増加となっているというご報告でした。鈴木青年局長からは「国に届け」というパンフレットについてご報告がありました。

【記者】党員増の背景についてどのようにお考えですか。また党員増に対するご所感をお願いします。

【幹事長】自民党が調子を落としていた頃は、党員募集を呼び掛けてもなかなか手ごたえが十分ではありませんでした。今、おかげさまで党員も増えているとおり、各地域支部においても党員のことが話題になっています。また、自民党を支援していただいている団体からも、党員募集のことについてお話が先方からわれわれに言われることがしばしばある。これは調子が悪かったら「自民党の党員募集なんて何だ」というようなことでなかなかうまくいかなかったもんですが、今、非常に好調に推移している。しからば、われわれも一般国民、一般党員皆様のあたたかい支援を肝に銘じて、しっかり党運営、実績が上がるようなことを考えていきたい。

 私どもは、党本部においても時々いろいろな催しを考え付いてはやっていますが、費用対効果の関係ももちろんありますが、それでもそういう努力をしているという姿を党員の皆様に見ていただくことが大事であって、このことをこれからも間断なくやっていけるようにしたいと思います。

 日本全国に県連、あるいは党支部が7000くらいあります。その党員に「どんな党活動をしていますか」と聞いたことがありますか。格好をつけているだけの党組織や党支部がいくつあったって役に立たないんだよ。こちらから用件を申し出ると同時に向こうからも意見があったら聞く。党大会へも進んでお招きするようにするとか、そういうことをやっていったらいいと思う。

 つまり、格好だけつける、これは組織が古くなってくるとそうなってくる。党職員もベテランがずっといて、党支部にもいて、党の県連の末端組織に至るまでこう着状態ということとか、古い組織のままずっと生き残る。そんなの打破していくことにならなきゃ党は新しくなっていかないよ。組織は組織でそういうことをやらなきゃだめだよ。

【記者】テロ等準備罪について、きょうから党内審議が始まりますが、法務省が提出した法案について受け止めをお願いします。

【幹事長】これから審議に入るところですから、われわれがあまり予見を与えて方向付けをするということではなくて、広く一般の党員の皆様の率直な意見を聞きながら対応していきたいと思っています。

【記者】今国会成立への意気込みや見通しについてはいかがですか。

【幹事長】当然今国会で成立させる。最低とか最高とかは言いませんが、今国会で成立させることは当然のことだと思っています。

【記者】テロ等準備罪について、この法案の重要性をどのようにお考えですか。

【幹事長】これからの審議のなかで、だんだんと国民の皆様にご理解いただけるように明確にしていきたいと思っています。その結果を見てご判断ください。

【記者】公明党は3月10日の閣議決定については慎重な姿勢を示していますが、今後、与党内でどのように協議を進めていくお考えですか。

【幹事長】あらゆる機会に与党内協議を行っています。特に幹事長・国対委員長とは一週間に1回ずつ、議題があってもなくてもそういう協議を行ってきています。それは、こういうときに備えてしょっちゅう話し合いをしておく。こういうことでやっているんです。その姿勢で臨んでいきたいと思います。

【記者】民泊の解禁について先日、自民党の部会で政府説明がありました。党内には慎重な意見もありますが、幹事長はどのようにお考えですか。

【幹事長】私は全国旅行業協会の会長もしていますから、われわれの発言の及ぼす影響はたくさんありますから、これは審議を見守っていきたい。

【記者】都議選について、小池都知事率いる「都民ファーストの会」の擁立候補と、10選挙区で競合する状況となっていますが、これについては。

【幹事長】これは両グループで話し合いをされたとも聞いていませんので、話し合いをすればまた一部縮まっていくところもあるでしょうから、それらを見守っていけばいいんじゃないですか。

森友学園問題 3・8

【記者】本日の会議のなかで、森友学園の問題で籠池理事長の参考人招致に関する発言はありましたか。

【幹事長】竹下国対委員長がいつもおっしゃっているとおり、与党としてこれに同意はしない。そういう話がありまして、それに対し特に意見はありませんでした。

【記者】森友学園の問題について、幹事長としては参考人招致は見送った方がよいだろうとのご判断ですか。

【幹事長】現場が必要と認めるとき、またご相談に応じますが、今のところは現場に任すというのは言葉のとおりであります。

【記者】駐韓大使が一時帰国してからまもなく2カ月となります。帰任させるべきとの声もありますが、幹事長はどのようにお考えですか。

【幹事長】私個人の意見は、大使を引き揚げる場合に、いつ帰すかという判断くらいあってもいいし、判断がつかなければ与党に相談をかけるということがあってもいい。そういう二つのことは考えておりますが、それ以上踏み込んで申し上げるつもりはありません。


【記者コラム】格好つける古い組織の打破を

 自民党の党員数が久々に100万人台を回復した。野党に転落した2009年以後、100万人台を割り込んでいたが、16年には前年比5・7%(約5万7千人)増加し、104万3790人になった。政党別党員数では他党を寄せ付けずダントツだ。政党支持率も時事通信社の調べによると、自民が今年2月の時点で26・1%であるのに比べ、野党第一党の民進党は消費税率8%にも届かないわずか4・3%と風前の灯の感である。

 そればかりでない。民進党の支持母体であるはずの産業別労働組合の「基幹労連」(鉄鋼や造船重機など組合員約26万人)が昨春、組合員に支持政党をアンケートしたところ、自民党支持が民進党を上回ったことが判明したのである。基幹労連と言えば、連合の神津里季生(りきお)会長の出身母体だ。もっとも、昨年7月の参院選後に再調査したところ、今度は民進党の支持が上回ったというが、そこまで自民党が食い込んでいるということなのだ。

 この好調に関して、自民党の二階俊博幹事長は、約7000の全国の地方支部と党中央とのコミュニケーションの重要性を指摘した。だが、もっと本質的な原因があろう。安倍首相が3月5日の党大会で「自民党は憲法改正の発議に向けて具体的な議論をリードしていく。それこそが戦後一貫して日本の背骨を担ってきた自民党の歴史的使命ではないか」と呼び掛けたように、立党の原点を忘れずに国民をリードしているところに党の求心力が高まっている。そのことを忘れてはならない。

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