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桑名建設事務所で不正入札疑惑

特異なハードル設定で業者排除?

 三重県桑名市額田の一般国道421号災害復旧工事の入札(桑名建設事務所)をめぐり、不正入札が行われたのではないかとの情報が流れている。東京まで流れてくるのだから「火のないところで煙はたたず」の論理からすれば、火元はかなり悪質である可能性がある。

 情報の詳細は以下の通りだ。

 斜面崩壊など土砂災害防止工事を業務とする法面専門工事会社のA社は毎年、工事をとっていたが、昨年は地元工事業者のB社が落札。A社は、桑名建設事務所に乗り込み、実績の無い地元会社B社に落札させるために、わざわざ基準を下げて入らせたと抗議した。

 情報は昨年11月に、桑名建設事務所の入札対象工事(施工番号428-05175、桑名市額田の一般国道421号災害復旧工事)で、落札候補者になっていたC社を意図的に外すことで、A社に仕事をまわし、借りを返したのではないかというものだ。

 C社がそうした疑惑を持ったのは、通常工事では考えられないハードルを突きつけられたことだったとされる。

 それは、入札改札日の昨年11月22日午前10時に、桑名建設事務所から同日12時までに追加確認資料(アンカー付き法枠工の面積626平方メートルとの申請が条件となる500平方メートルを満たしているかどうか確認できる資料)提出を求められ、そのデータを送信すると「要件を満たしていない」と言われた。アンカー付きとは削孔に高強度の鋼材など引張り材を挿入し補強することをいう。

 しかし、法面専門業者数社に確認しても、通常、他の建設事務所ではそれで通るという。

 これに対し、桑名建設事務所の真弓明光所長は「実績の無い地元会社を落札させるために、わざわざ基準を下げて入らせたという事実はない。A社が桑名建設事務所に来たのは事実だが、確認作業だけだった」と語る。

 またC社が指摘する通常工事では考えられないハードル問題に対し、真弓所長は「工事の規模や内容に合わせて、参加条件は設定している。前々からそういう設定手法なので、条件が高すぎるということはない。また、こうした設定は桑名だけの特異なものではなく、三重県レベルでも一般的なものと思う」とコメントした。

 これに対しC社社長は「こうした設定は桑名だけのものではないとのことだが、他の建設事務所では施工面積を参加条件にはせず、請負金額ベースで参加条件にしている。例えば四日市、鈴鹿、津、松阪、伊勢、志摩、尾鷲、熊野、伊賀の各建設事務所では企業要件の欄が金額ベースになっている」とし、「三重県レベルで一般的ということはなく、あくまで桑名建設事務所だけだ」と桑名建設事務所だけの独善的条件設定に憤懣やるかたないのである。

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