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編集後記

▽西欧諸国に蔓延するポピュリズムが懸念される。

 今、多くの人々が既存の政治に不信感を募らせている。エリート層と一般国民との緊張関係も高まっている。

 背景には経済的、社会的な大きな変化の波がある。オートメーション化やグローバリゼーションの波に洗われ、世界規模での労働力の流動化や移民が増加。それに伴って人々の恐怖心が高まっている。こうした不安に駆られている人々の心を「安易な言葉」で引きつける政治家が登場しやすくなっている政治空間が生まれている。

 こうした時こそ、メディアの役割が問われる。通常の政治の言葉が破壊され、何を信じてよいのか分からない時代こそ、事実を淡々と提示することがジャーナリストの役割だからだ。フェイクニュースが氾濫するメディア空間の中で、プロパガンダではないプロのジャーナリストの重要性が問われる時代になっている。

(I)



▽わが家の菜園は、収穫の真っ盛りを迎えている。今年のキュウリは不作だが、それでも1週間に5、6本程度は採れる。

 今年最大の収穫は、サンチュだ。サンチュとは韓国焼肉店などで焼肉を包んで食べる野菜だ。これが下から掻いても掻いても、どんどん出てくる。毎日、食卓には山のように盛られたサンチュがサラダの定番となっているが、これが飽きがこない代物なのだ。

 だいたい、小松菜など葉物は、アブラムシなどの虫に食べられて破れ傘のような無残な葉っぱになりがちなのだが、少々の苦味が虫を寄せ付けないのか、春菊同様に虫の被害がないのもいい。

 そのサンチュ同様、トマトも豊作で食卓に運ばれる。だが、トマトの豊作は菜園仲間の長老グループには歓迎されない。

 長老達はトマトに、ほとんど水も肥料もやらない。だから茎は細いし、実りも少ない。それで平然としている。たくさんの肥料と水かけすると、立派なトマトがたくさん成るが、味はどれも水っぽくてイマイチだと言うのだ。

 その点、アンデスの山で収穫したような劣悪な環境下で育った長老トマトには極上の甘さがある。量においては勝っても付加価値で長老には大敗した。

 菜園での今年最大の教訓だ。

(T)


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国会両院記者会所属 新政界往来社
新政界往来8月号(創刊昭和5年)
2017年7月15日発行
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