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永田町ファイル

自民党・二階俊博幹事長の記者会見 11・1/10・27

憲法改正 11・1

【記者】首班指名の選挙を終えて、衆参で安倍総理ということになりました。まずこの受け止めをお願いします。

【幹事長】ただいまご承知のようなことで、首班指名も無事に終わり、新しい内閣が発足したわけでありますが、1にも2にも国民の皆様のあたたかいご理解とご支援のおかげだったと思っています。同時に、自民党関係の党員の皆様やご支持を下さった多くの各方面の皆様方のお力添えのおかげで、新しいスタートを切ることができました。われわれはこのことを感謝の気持ちを持って、地元の皆様、そして多くの関係の皆様のお力添えに感謝をしながらしっかりした政治の運営を図っていきたいと思っています。よろしくお願いします。

【記者】再び3分の2の議席を得ての政権運営になります。この政権運営や国会運営にどの様に臨んでいきたいですか。

【幹事長】私はこの3分の2以上のご支持をいただいたということに関して、大変ありがたく感謝の気持ちを持っていますが、それだけに責任は極めて大きいと思います。これに対して気を引き締めて頑張っていきたいと思っています。

【記者】併せて、内閣の正式な発足はこの後になりますが、閣僚はいずれも再任ということで今のところは伝えられています。この改めての内閣の発足、この布陣についてはどのようなことを期待されていますか。

【幹事長】安倍総理が一生懸命人選に対して気を配っておやりになったのでしょうから、これを最大のもの、最良のものとしてしっかり取り組んでいただきたい。われわれは党から、与党としての責任を感じながら、バックアップをしていきたい。

【記者】先ほども話がありました通り、3分の2という議席を確保したことになります。総理としてはいよいよ憲法改正についてもご熱心に取り組んでいかれると思いますが、これについては幹事長は党側としてどの様に憲法改正について議論を進めて行きたいと思いますか。

【幹事長】あくまでも政府と党は一体となってやっていかなければならないと思っていますから、これからの運営に対して、国民の皆さんの声も十分にお聞きしながら慎重に事を運んでいきたいと思っています。数が多くなったからといって国会の運営が楽になるという様な気持ちになったのでは良くありません。やはり、数が増えても、国会運営は慎重の上にもなお慎重にやっていくというのが私の方針です。

【記者】この特別国会ですけれども、12月9日までということで野党側の要求を呑む様な形になりましたが、これについてコメントをお願いします。

【幹事長】国会は与党と野党とが一緒になって協議をしながら円満に事を運んでいくのが一番大事なところです。国会の会期を何日までに決めるということで競争をして議論を重ねていくなんてつまらんことです。いくらでも時間を割いてやれば良いわけですから、私はこれで結構だと思っています。

【記者】与党は質問時間について見直しを求めていますけれども、これについてご意見をお願いします。

【幹事長】国会で質問をしたいと思っている議員はいっぱいいるわけですよ。質問をして皆様のテレビや新聞に載せてもらって、それを応援してくれた支援してくれた選挙区の皆様に、その質問の答えを発表するということは国会議員の大きな義務の一つだと思っています。これはちょっと工夫すれば、できるだけ多くの議員をあの場面に登場することができるとすれば、それはやはり関係者も努力をすべきでありまして、これを略式で突っ走っていこうというのはどう考えても間違いです。国会審議はどこまでも慎重に、多くの時間を掛けてやってもらいたいと思っております。

党、政権運営 10・27

【幹事長】選挙の結果でございますが、党一丸となって戦い、多くの議席を頂いた。ご支援頂いた国民の皆さんに感謝申し上げるとともに、この期待に応えていかなければならない。引き続き安倍総裁のもと、党一丸となって、謙虚に政権運営を進めていきたい。なお選挙後、自公党首会談で連立政権の継続を確認し、連立政権合意を行った。

【記者】国会について、1日から8日を提案しているという中で、先程ご紹介もあった様に野党からは実質的な質疑を求められている状況ですけれども、代表質問などを受けて行くのかどうか、この点は交渉中だと思いますが、現時点で幹事長としてはどうでしょうか。

【幹事長】気持ちの上では常に積極的に対応をして行かなければいけないと思っておりますが、ご質問の件については国対等が色々とやってくれておりますから。その推移を見ながら決めていきたい。我々としては積極的に臨んでいきたいと思っている。

【記者】特別国会ですので延長も可能という中で、8日以降の延長含みで考えていけば良いじゃないかという意見は党内含めてあると思います。その辺りについてはいかがでしょうか。

【幹事長】先ほど申し上げた通り、国対等での合意が得られればその方向で進められればいいと思いますし、今特に眺めておるところでございますから。これから積極的に前に行こうということなら、我々は異論ありません。

【記者】閣内での件でありますが、昨日、麻生副総理が自派閥の議員のパーティーで衆議院選の勝利について「明らかに北朝鮮のおかげもありましょう」というような発言をされまして。ちょっと野党側からも反発が出ております。幹事長としてはこの発言についてはどの様に受け止めておられますか。

【幹事長】特にどういう受け止め方というよりも、発言者もジョークで仰った部分もあるだろうし、一々こっちでコメントするに至りません。

【記者】議長人事が焦点になっております。幹事長のお考え、議長に相応しい人がいれば教えてください。

【幹事長】私の側から相応しい人はこれだろうと言って、別の人に決まったら困るじゃないですか。私としてはせっかくのご質問でございますが、お答え出来ません。


【記者コラム】会期の対決避け通年国会に

 特別国会の会期をめぐり、8日間を主張していた与党と、大幅な期間を主張していた野党との対立が決着し、12月9日までの39日間になった。与党側が「謙虚な」国会運営に努める方針から野党側の要求を受け入れての結果だ。首相指名選挙が主な目的の特別国会の会期が1カ月を超えるのは2005年以来である。

 二階幹事長が、「国会は与党と野党とが一緒になって協議をしながら円満に事を運んでいくのが一番大事なところ。国会の会期を何日までに決めるということで競争をして議論を重ねていくなんてつまらんこと。いくらでも時間を割いてやれば良い」と指摘するように、日程そのものを与野党の対決事案にするのは愚かなことである。

 ただ、そうは言っても与党は、野党の質問の時間短縮については譲らない構えだ。自民党の若手有志は与党質問を増やすよう二階幹事長に要請し、二階氏は「努力する」と約束した。質問時間に関しては、もともと会派の所属議員の数に応じて時間配分することになっている。これまでは、野党に配慮してかなり多くの時間を野党側に割り振ってきた。それを「議会のバランスが壊れれば国民にとって良くない」(辻元清美・立憲国対委員長)との理屈で質疑時間を確保し続けようとしているのだが、問題は何を議論するかだ。森友・加計問題での関係者の証人喚問要求など目立とうとすることばかりに走り、緊急課題に取り組めないのであれば、それこそ「国民にとって良くない」。

 北朝鮮危機への対応、中国の領海侵犯対策、憲法改正、少子化対策などを徹底して議論する。そのために与党だけでなく、野党も積極的な対案を提示して建設的で有意義な国会とするよう努めるべきだ。国会議員の職務が国民・国家の安全にあることを思えば、常に課題に対処し与野党議員の発言時間をもっと確保できるよう通年国会にしてはどうか。

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