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中国富豪ランキングTOP7

1位は恒大グループ許家印氏

 中国の大富豪番付けが更新された。

 データは世界の長者番付ではおなじみの「フォーブス」情報ではなく、英国会計事務所ルパート・フーゲワース氏に拠るもの。

 それによると、昨年までトップだった万達グループのCEO=王健林氏は5位に転落し、2位だったアリババ創業者の馬雲氏も3位に順位を下げた。8位だった百度の李彦宏氏は7位へと一段、階段を上った。

 トップに躍り出たのは恒大グループCEOの許家印氏だ。許氏の個人資産は430億ドル(約4兆7850億円)。香港上場の株価が過去一年で4・65倍となり、株バブルが許氏を天空の高みへと運んだ格好だ。ただ所詮はバブルが生みだした株長者の許氏のこと、来年以降いつまでもそのトップの座を暖め続けることは至難の業だ。

 許氏は1958年、河南省周口生まれ。広東省で育ち、いまも広州市に居を構える。地理的に香港に近いことから、不動産開発に乗り出し、いまでは中国全土240カ所で不動産開発を進めている。

 2位のテンセント(騰訊)の馬化騰CEOの個人資産は370億ドル(約4億1250億円)。テンセントはゲーム「王者の栄光」のユーザー2億人を記録している。3位の馬雲氏の個人資産は300億ドル(約4兆7850億円)。

 なお中国の富豪上位2130名分で英国の富の総体に匹敵し、総額は2兆6000億ドル(約296兆4000億円)となるという。

 これら中国資産家の大潮流の変化は、ちょうどアメリカで長厚重大産業が衰退し、IT革命からビル・ゲーツ氏やアップルのステーブン・ジョブス氏などを生み出したように、中国も通信関連の大波に乗った者が巨大な資産を形成することになったことを示している。

 これまでずっと中国人富豪トップだった万達グループの王健林氏の資産は224億3400万ドル(約2兆5575億円)で5位。運送業の順豊エクスプレスCEOの王衛氏は217億1000万ドル(約2兆4750億円)で6位だった。

 ただ中国共産党は国有企業だけでなく、民間企業の経営支配強化に動き出し、党細胞を民間企業内部にも組織化することを義務づけている。さらに今後、大株主としての経営参加を狙い、アリババやテンセント、微博、百度など有力なIT関連、通信企業の株主に加わると表明している。このことから、中国の資本主義は共産党強権統治の下に置かれる格好となり、自由度の高い西側資本主義とはかなり様相を異にすることになる。

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