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2012.12.17

解散決断を聞かされていた余裕

 岡田克也副総理は、野田佳彦首相の今回の電撃的解散発言で名をあげた。首相が11月14日の安倍晋三・自民党総裁との党首討論で、解散への決断を口にすることを事前に知らされていた、ごくわずかな人数の側近だったからだ。

 岡田氏は、もともと野田首相に近かったからではない。それだけ野田首相が信頼していたからである。昨秋の民主党代表選挙で野田氏に投票。そして大方の予想を裏切り、野田氏が代表に選ばれた。

 その選択眼を買って、野田首相は岡田氏を官房長官に当てようとしたが岡田氏は固辞。しかし、その後、首相の一貫した税と福祉の一体改革実現の姿勢に共鳴。消費税増税を支持し、副総理就任も受け入れた。

 そして党首討論の当日は、この記者会見で語っているように、首相に冗談を言って落ち着かせようとするほどの余裕を見せていたのだ。

 また、解散のタイミングの説明も結果論とはいえ理路整然としている。しかし、政界は岡田氏が述べるように、政党トップの意向に所属議員が全員従うような行動をそう期待することはできない。いわんや自民党からの政権奪還を目標とし、聞こえの良い政権公約ばかり並べた民主党が、いずれガタガタになるのは予想できたことだ。

 岡田氏は、選挙後のことは具体的にコメントしない方がよい、とするが、三党合意を土台に、それを重視して大きな役割を果たした岡田氏の出番が、また訪れる可能性はある。

民主党・岡田克也副総理の記者会見

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