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2016.11.20

「二重国籍」で露呈する政治レベル

「二重国籍」問題を抱える政治家が野党第一党の党首に選ばれることこそ、政治の質の低さを露わにするものはない。国籍とは、政治の最重要課題である国益と直結するからだ。

いかに世界がグローバル化しようとも、それぞれの国益を追求するのが政治であることは変わらない。とくに、隣国・中国が覇権主義を強めている現在、どの政治選択が国益につながるかを見分ける能力を欠いた政治家は国会議員失格である。

1987年、17歳の時に日本国籍を取得した蓮舫氏は、国籍法によって、22歳までに国籍を選択する義務があった。国籍の選択方法は外国国籍の離脱か、日本国籍の選択宣言かのいずれかだが、法相と記者のやり取りからも分かるように、同氏は25年以上わたって国籍法上の国籍選択義務に違反していたのはほぼ間違いない。

その間、参議院議員として3度当選しただけでなく、民主党政権下では閣僚も務めている。長い間、国籍法に違反しながら政治活動を行っていただけでも「有権者を裏切る行為」であろう。

しかも、蓮舫氏にはもう一つの汚点がある。自らのアイデンティティーや国籍についての過去の発言が一貫性を欠き「日本」「台湾」「中国」と時と状況において使い分けていた。これでは、外国なら「即、退場」のケースであるが、そのような女性政治家が野党第一党の代表に選ばれた理由は単純。「選挙の顔」になるからだ。

これが、日本の政治家が有権者を軽く見ている証左だが、逆に言えば、政治家にそう思わせる政治意識の低さが有権者にあるということ。そして、二重国籍問題で説明責任を果たそうとしない政治家が野党党首であり続け、首相の座を狙おうというのなら、これもまたわが国の民主主義のレベルを象徴する政治状況である。

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