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2017.11.17

「三党物語」は夢物語に過ぎない

 民進党の新たな代表に選ばれた大塚耕平参院議員は、次の総選挙で本家の民進と分家の立憲民主、希望を中心に政権交代を実現するとの「三党物語」を構想している。

 だが、「立憲も希望も立ち上がったばかりで、それぞれが独立独歩、態勢を整え、そして総選挙に向けて除々に信頼関係を構築していく」というもので、時間がかかるし、政策面でもどこまで共闘できるのか疑問符が付きまとうのが実情だ。

 すでに、改憲、安保法容認の政策軸で衆院選を戦った希望は、同じ分家で枝野幸男氏率いる立憲民主とはスタート時点から基本政策が違う。小池百合子氏との共同代表を選ぶ代表選が11月10日に行われるが、その時点で改めて改憲・安保法容認支持者が共同代表に選出されれば、立憲との共闘は間違いなく困難になる。枝野氏としても比例1100万票(得票率19・8%)という支持を背景に、次の総選挙には過半数の候補者を立てるとの意気込みを示し、本家の民進とさえ協力関係に待ったをかけている状況だ。

 大塚氏は「信頼関係の構築」をしながら次の衆院選に臨むというが、刻々と三党には遠心力が働いている。衆院選直前に模索された小池都知事、松井大阪府知事、大村愛知県知事の連携による「三都物語」をもじって「三党物語」と命名した大塚氏だが、前者があっという間に瓦解したように、「三党物語」も夢物語に過ぎないのではとの声もある。

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